10: ●
教育総務課長 購入後の保守等の話かと思います。それに関しましては、購入後1年に関しましてはメーカー保証があります。その後につきましては、この契約では保守等は入っておりません。ですので、故障の都度、修理もしくは買換え対応ということを今のところ考えております。
11: ●
福田倫也委員 中身の更新とかというのは決まっていたりしないんでしょうか。
12: ●
教育総務課長 中身の更新等は明確には決まっておりません。ただ、今のところ、7年から10年程度での更新になるのではないかというふうに考えております。
13: ●
福田倫也委員 ありがとうございます。
7年から10年で更新ということなんですけれども、そのときに、業者さんというのも、今回はここというのが決まっているのか、またそのときに入札というのが行われるんですか。
14: ●
教育総務課長 次回の契約についてということですが、次回の契約につきましては、その方法も含めまして、実際の故障対応などの費用、これらを考慮した上で、再度入札して購入するのか、あるいはリースでの契約ということも考えられるのかなと思っております。
15: ●
福田倫也委員 ありがとうございます。
次に、電子黒板の現状の使われ方についてお聞きしたいんですけれども、この評価報告書を見ますと、今、小
学校に72台、中
学校に84台、既に入っていると書いてあったんですけれども、今現在、授業の中でどういうふうに使っているのか、そしてまた、今後どのように使っていくのか、お考えをお聞かせください。
16: ●
谷井宰委員長 学校教育課長。
17: ●
学校教育課長 学校におきましては、ICT教育推進ということで、今、Chromebookを活用した教育を進めておるところでございます。今後、ネットワークを結ぶことも含めまして、教室の中でも画面を黒板に示す、もしくはそういった電子機器とのやり取りを通じまして有効に電子黒板のほうも活用していきたいと考えております。
18: ●
谷井宰委員長 福田委員。
19: ●
福田倫也委員 今現在はどれぐらいのバランスで使っていらっしゃるんですかね、普通の黒板と比べて。
20: ●
学校教育課長 すみません、各
学校によって頻度等も違いますので、そこまでの細かなデータというのは持ち合わせておりません。
21: ●
福田倫也委員 それで、
学校現場で先生方の研修方法とか、あと、使ってみられた意見とか感想とかについては何か把握していらっしゃるものがありますか。
22: ●
学校教育課長 学校におきましては、ベネッセを通じましていろいろな研修等も進めておるところでございます。そういった中で、使い方につきましても、電子黒板の有効な活用につきまして今後とも検討していきたいと思っております。
特に
学校でも、こういうふうなということについては、エバンジェリストを各
学校に設けておりますので、そういった職員を中心に各校で協議しているところでございます。
23: ●
谷井宰委員長 福田委員、質問をちょっとまとめて聞いてもらえたら。
24: ●
福田倫也委員 分かりました。すみません。
今回、1,500万円以上のお金をかけて使うので一定の効果というのも求められると思うんですけれども、実際購入された後にどういう使い方をされていて、
学校としてもどういう感想を持っているかというところも、効果を検証していくに当たって必要なことかなと思いますので、その辺りも含めてよろしくお願いいたします。
25: ●
谷井宰委員長 ほか、ございませんか。竹田委員。
26: ● 竹田のぶや委員 去年の
文教常任委員会でもお聞きしたんですけども、去年の購入は、小
学校5年生・6年生、中
学校1・2・3年生の購入ということで、3年計画で、全部で378台でしたかね、購入する計画という去年の説明をいただきましたけど、今回、今年の購入は小
学校の何年生の分で、あと、令和4年度、残りは何年生の分か教えていただけますでしょうか。
27: ●
谷井宰委員長 教育総務課長。
28: ●
教育総務課長 今年度と来年度、どのような購入計画かということだと思います。
昨年度に関しましては、今、委員お述べのように、小
学校の5年生・6年生のクラスを対象とした156台の購入をいたしました。今回、令和3年度におきましては、小
学校の3年生・4年生のクラスを対象とした72台を購入、それから、来年度、令和4年度には、小
学校1年生・2年生、特別支援教室のクラス分、合わせて100台程度の購入を予定しております。したがいまして、令和4年度中には市内小・中
学校全てのクラスへの電子黒板の配備が完了する予定としております。
29: ● 竹田のぶや委員 そしたら、今回、令和3年度の購入は3年生・4年生の分で、11月30日が納期と。そこから設置していかれると思うんですけども、実際3年生が、来年度4年生になって、授業で使える時期というのは来年度からという見通しでよろしいんですか。例えば、3年生の場合、今の3年生が4年生になると。
30: ●
教育総務課長 今年度購入分、いつから使えるのかということですが、納入直後から、準備が整っていれば使うことが可能ですので、来年度までということではないです。
31: ●
谷井宰委員長 ほか、ございませんか。高橋委員。
32: ● 高橋圭一委員 3回に分けて購入されていくというお話でした。そして、1回目、これは12月の補正で156台購入されましたね。そのときは業者さんが、高橋正株式会社というところが落札されて、それで、1台当たり22万2,000円ぐらいだったかと思います。
今回またこの高橋正株式会社も入札、応札されて、今回はキステム株式会社さんが落札されたということで、その差が、1,428万4,800円のキステム株式会社さんに対して、高橋正株式会社さんは1,438万。10万円、これは企業努力によって落とされたということなんですけれど。
ここでお尋ねします。内容というか、メーカーも含めて、機種は全く一緒のものなんでしょうか。
33: ●
谷井宰委員長 教育総務課長。
34: ●
教育総務課長 内容につきましては、仕様書のほうは昨年度と全く同じものとなっております。製品につきましては、昨年度はアイ・オー・データのもの、今年度におきましてはシャープの製品となっております。ただ、どちらも同等品と確認しておりますので、問題ないと考えております。
35: ● 高橋圭一委員 同等品ということで、内容、いわゆるスペックというものでしょうね、確認はされているということなんですけれど。現場で、例えば、今年、5年生であるとか、中学生であるとか、5年生にしましょうか、操作をしていたという方が、今度、3年生、4年生に対して導入されたということで、またそこを使うわけですね。そのときに若干の使い勝手とか、全く一緒ということはあり得ないと思うんですよ。アイ・オー・データとシャープというのはちょっとイメージがなかったんですけれど、そこの点についてはどうでしょうか。操作性ですね。
36: ●
教育総務課長 メーカーが替わったら操作も変わるのではないかということですが、例えばスイッチの位置とかその辺は変わるかもしれないんですけども、授業で使う内容に関しましては、システムとかアプリ、それらを使用しますので、その辺は問題ないかと考えております。
37: ● 高橋圭一委員 と確認されましたか、実際に。
38: ●
教育総務課長 実際に確認のほうというのは今のところしておりませんが、タッチパネル方式ですので、その辺は問題ないのかなというふうには考えております。
39: ● 高橋圭一委員 ちょっと意外な回答をいただきました。現場は、導入されればそれを使っていくことにはなるんだと思うんですけれど、先ほどの福田委員のお話にもありましたけれど、やっぱり現場がどう使っていくかなんですね。
例えば、3月の市長の施政方針にもあったように、「国が推進する『GIGAスクール構想』の実現に向けて、
学校のICT環境を整備するため、昨年度公立小中
学校の児童・生徒に一人一台のパソコン整備を完了いたしました。デジタルコンテンツをフル活用するために、普通教室への電子黒板の整備も計画的に進め、新設のデジタル戦略課とともに、創造性を育める学びの場を提供いたします」。
ということで、以前から、多分、議長もこのことについて「専門家を入れるべきだ」という話をされておったんですけれど、これを使うためのノウハウの蓄積であるとか、研修もベネッセと言われますけれど、ベネッセの研修を1回や2回受けたところで、使えるかというと使えないんですよ。
そうなってくると、このデジタル戦略課というふうに施政方針で述べられているように、こことの連携、現場、そしてデジタル戦略課、そして教育委員会、これによって、このGIGAスクール、特に電子黒板というのを今、導入されているわけですから、どのような連携を取って進めていかれる予定なのか。既にやられていると思うんですけど、そこの点。
40: ●
教育総務課長 デジタル戦略課とどういうふうに連携していくのかということですが、今現在、既にいろいろとシステム関係等、アドバイス等をいただいております。今後、今おっしゃいました電子黒板の使い方等におきましても、デジタル戦略課と、専門知識のある者と連携を取りながら進めていきたいというふうには考えております。
41: ● 高橋圭一委員 これからなんですね、結局は。前々から、現場でどのように使えるようにしていこうかということをずっと我々も言っていたわけです。ある子どもたちに聞きますと、電子黒板での授業はというと、幾つか使っているというふうには聞くんです。それが分かりやすいか、分かりにくいかというのは、分かりやすいのもあるけれど、「ただ先生がずっと使っているだけや」というふうな現場の声もあるんです、子どもたちのね。
でも、現場でも、例えばこの電子黒板を使ってというのにふさわしいというか、やりやすい授業もあれば、一切使わないという、一切ということはないけど、使わない授業も出てくると思います。そうなってくると、先生のスキルの違いというのも、ある意味、それをどんどんフルに使える先生に負担ばかり行ってしまって、ほかの先生とか管理職とかは使わないというのでは、それができる先生にばかりしわ寄せになってしまうということがないように、このデジタル戦略課というのを有効に使っていただきたい。
聞くところによると、ワクチン接種会場で、あれは受付かな、デジタル戦略課と話をした結果、いいものができたんだと小路副部長がおっしゃっていましたよね。いいものができたというのは、早速そういう具体的なことに使われていっているわけですよね。
だから、既に電子黒板というのは、昨年の12月の補正で、そして、2月、3月、まあ、5月かな、順次入っているんだったら、どんどんデジタル戦略課のほうに教育委員会が「使い方をいろいろ考えてくれ」というふうに、もう辟易するぐらいのところをやっていっていただかないと現場は大変なんですよ。
一部の先生にしわ寄せが行ってしまうということのないようにというのは前からお話ししている。もしこれが一部の先生に行くのならば、それだけの手当が必要になってくるんですね。これは単費でやるのか、やっぱり県の職員だからというようなことにもなってくるから、そこのところも含めて、トータルとして具体的に動けることを検討していただきたい。そこの点について、今考えておられることを。
42: ●
谷井宰委員長 教育総務部副部長。
43: ● 教育総務部副部長 今のところ、電子黒板というのは、英語とか、例えばアニメーションを映したりとか、その辺で分かりやすく授業をするために使われております。ベネッセの件に関しても、1回、2回の研修ではなくて、定期的に
学校回りをしていただいていますので、その辺の相談体制も整っていると思っております。
それから、教育委員会の
学校教育課と教育総務課とデジタル戦略課の兼務の職員も配置していただいております。その中で、
学校の先生のスキルの違いというのは当然あると思います。
学校の管理職についても、そのスキルの違いを埋めるということに対して、教育委員会も一生懸命にそこを重点的にやっていきたいと思っております。
今、不登校とか、いろんな場面でそういうICTを使っていかなければならない局面に達していると思います。その中で、どのようにして使っていけるのか、有効な使い方はどうなるのかということも含めて、これから早急にやっていきたいと思っております。
44: ●
谷井宰委員長 高橋委員。
45: ● 高橋圭一委員 12月の質問において、3か年で導入していくというときの、先ほど小
学校5年生から中
学校3年生、今回は小
学校3年生・4年生ということで、
特別支援学級が3年目になるというふうな報告がありました。ただ、
特別支援学級が3年目だからということで使わないというのではなくて、どんどん使っていけるなら使っていきたいというふうなご答弁をいただきました。
この
特別支援学級に対しても、実はICTというのは非常に有効だというふうに言われています。そうなってくると、そこのところにもどんどんと授業をやっていけているのかどうか。それは現場に聞かなければ分からないと思うんですけれど。これは私が昨年の文教常任委員長のときに、
特別支援学級に対する改善というのを、意見交換会をして、
文教常任委員会として教育委員会と市長にも提案させていただいた。ということからすると、そういうところにもどんどんと先手を打っていただきたいという思いがあるんですね。
今の太田副部長のお話というのは十分分かっているんです。分かった上でお話ししているのが、奈良市がやはり早いんですよね。人口も多いけれど、台数も一気に2020年の9月に入れていると。2021年の3月の東洋経済の特集記事で奈良市が出ているんですね。だから、これぐらいどんどん素早くやっていける体制を取ってほしい。これは市長が施政方針で言われていることを具現化していくと。どちらかというと、奈良市と橿原市はICT教育についての環境・風土が違うんですよ。だから、そこの遅れがあるということは認識していただきたいと思います。これは要望です。
46: ●
谷井宰委員長 要望です。
ほか、ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
47: ●
谷井宰委員長 これをもって質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
48: ●
谷井宰委員長 これをもって討論を終わります。
これより、本件について採決いたします。
本件は原案どおり可決すべきであると決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
49: ●
谷井宰委員長 ご異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決すべきであると決定されました。
以上で本委員会に付託されておりました議案の審査は終了いたしました。
日程第2 所管事務調査 (1)「教育に関する事務の管理及び執行状況の点検及び評価」について
50: ●
谷井宰委員長 次に、日程第2、所管事務調査(1)「教育に関する事務の管理及び執行状況の点検及び評価」についてを議題といたします。
担当理事者より説明を求めます。
教育総務課長。
51: ●
教育総務課長 本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
それでは、教育に関する事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書についてご説明申し上げます。
まず最初に、申し訳ございません、1か所、記載内容に誤りがございましたので、すみませんが、追加で資料のほうを配付させていただいてよろしいでしょうか。
52: ●
谷井宰委員長 どうぞ。
(資料配付)
53: ●
教育総務課長 すみません、訂正箇所なんですけども、本編の報告書のほうの28ページになります。28ページの下から2段目の一番右端にあります総合評価「C」と記載しておりますが、ここを「B」に訂正をお願いいたします。申し訳ございません。記載のミスでございました。大変失礼いたしました。訂正のほうをよろしくお願いいたします。
それでは、改めて説明のほうをさせていただきます。前もってお配りさせていただいている評価報告書のほうをご覧いただきまして、まず表紙をめくっていただいて、目次がありまして、次の報告書の1ページ目から始めさせていただきます。
まず、「1.はじめに」ということで、当該点検と評価につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づき実施するもので、教育委員会は毎年、その権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに公表しなければならない。また、当該点検及び評価を行うに当たっては、教育に関し学識を有する者の知見の活用を図る。その内容を、下のほうにあります法律(抜粋)と併せて掲載しております。
次に、「2.点検及び評価の方法」。これにつきましては、令和2年度の事務事業の達成状況を、予想以上の成果をあげた場合の「S」の評価から、達成に向けて課題が多い「C」の評価までの4段階での評価とすることを記載しております。
次に、2ページ目をご覧ください。ここでは、橿原市第3次総合計画(後期基本計画)との対応関係として、教育委員会事務局各7課の体系を示しています。
それから、3ページから7ページにおきましては、教育委員会の概要及び会議の開催状況等について記載しております。
続いて、8ページから68ページまでは、教育委員会事務局7課それぞれの事務の点検及び評価の内容を記載しています。構成といたしましては、教育総務課の内容を例にご説明いたします。
9ページ目をご覧いただきまして、上から事務事業名と担当課名、それに続いて、第3次橿原市総合計画上の位置付け、事業の目的、事業の内容説明がありまして、中段には、事業に関する活動・成果指標の推移として、令和元年度から令和3年度までの数値を掲載しております。その下には事業の目標と実績、続いて、成果と課題、そして、どのような成果があったのか、それらを基に、総合評価として「S」から「C」までの評価を記載しております。さらに下には、今後の取組みと、それにより期待できる効果について掲載しております。また、一番下には、代表事例として写真と併せて紹介しているものもあります。以下68ページまで、残る6課の事業についても同様の構成内容となっております。
以上の事務の点検及び評価内容に基づき、学識経験者の知見を活用するものとして、奈良教育大学名誉教授の重松敬一様並びに天理大学副学長の岡田龍樹様の両氏に依頼し、1月9日に教育長をはじめ各教育委員同席の下、事務局各課とのヒアリング、意見交換を行うとともに、両教授と教育委員との懇談会も実施いたしました。
それらの内容を69ページから71ページまでに記載しております。ここでは重松教授と岡田教授からの総括的な内容に併せ、以下、課別項目として、事務局各課に対してもそれぞれ指導、助言をいただいた上で、最終的に各事業の総合評価の同意を得るに至っております。
最後に、72ページから87ページになりますが、資料として、幼稚園・小
学校の在籍者数、それから、
学校施設のあゆみを掲載しております。
また、この議会報告後には、市民の皆様にご理解いただくという法の趣旨にのっとりまして、広く周知を図るために、この報告書を市のホームページに掲載してまいります。
54: ●
谷井宰委員長 ありがとうございます。
ページ数が多いので、質疑がある際はページ数も含めてよろしくお願いいたします。
それでは、質疑はありませんか。佐藤委員。
55: ● 佐藤太郎委員 ちょうどたまたま僕が聞きたかった場所がこのページでして、28ページをお願いします。
まず最初に、総合評価が「C」から「B」、誤っていたというのは何が原因なのか教えていただけますか。
56: ●
谷井宰委員長 学校教育課長。
57: ●
学校教育課長 当初なんですけれども、こちらのほう、成果指標がございます。成果指標のほうで、今回はコロナの影響がありまして、成果指標自体は数値としては少なくならざるを得ませんでした。ただ、実際、こちらの成果と課題のところにおきまして、そういった状況があったものの、一定成果としてはあったという形になりましたので、当初の「C」から「B」に記載のほうを変えさせていただいたということで、それが、当初の変更前の「C」のまま印刷をしてしまったというような状況でございます。
58: ● 佐藤太郎委員 ありがとうございます。
今おっしゃられた成果指標というのが結構難しいと思いまして。何でかといいましたら、数値で表せないからなんですよね。
ここのページを見ていましたら、事業の目的のところを見ていますと、英語を教えるとか、勉強を教えるとか、基礎体力の向上につなげるというふうに書いてあって、それは至極当然のことなんですけど、なかなか数値目標がないから評価が難しいなと思っていたんですよね。
ただ、僕は昔から、例えば学力テストの数値なんて、個人のやつなんかは見なくていいですけど、
学校単位で出したほうがいいんじゃないかなとか思っていたんですよね。ただ、1回それは昔の委員会で言わせてもらったんですけど、いろんな理由があって、うちの市ではなじまないという話でした。
一番下のところで、今後の取組みにつきまして、「昨年度の全国学力・学習状況調査や体力調査の結果分析を行い、それを基に各校の課題を分析し、授業改善に活かす」というふうにちょっと変わってきているんですよね。ですので、やっぱり
学校現場の中で、学力試験というのができてきて、これに基づいて、どこの分野がその
学校は弱いのかというのが多分分析できて、それの向上につなげる。これはすごくいいことやと思うんですけど、私、やっぱり公開してもらいたいんですよ。なぜかといったら、何を目標にしているかというのが分かるからなんです。
恐らくここで言われているのは、ほんまに、英語をしゃべれるようにとか、例えば、僕は真菅北小
学校出身で、冬に、朝、10分走というのをやっていました。毎朝、何でか知りませんけど、
学校に行ったら走らされます。多分今はやっていないと思うんですけど、それをできるようにするとか。何でも目的はいいと思うんですよ。そういう体力部分の目的、学力部分の目的、英語ですよね、目的を、要は具体的に書いてもらって、それに対してどれだけ達成できたかという評価に変えてもらわなかったら、やっぱりこの総合評価が成果指標で「C」や「B」やと言っても我々には伝わりづらいんですよね。ですので、これ、以前、僕も言いましたけど、もう1回お願いしたいんですけど。個人のやつなんかはいいので、
学校別の学力試験の成績を、平均点ですよ、公開するという考えというのはないかというのをもう一度お聞かせ願えますか。
59: ●
学校教育課長 委員おっしゃいますように、こちらの学力向上対策についての指標というのはかなり難しいものがあります。一くくりでできる指標というのはなかなか困難ではございます。またそこにつきましては検討のほうをさせていただきたいと思っております。
あと、今回、ちょうど先日なんですけれども、全国学力調査の結果が出ました。橿原市の教育委員会としましても、非常に学力の向上というのが、教育の中で、体力もそうですけれども、非常に大切であるという認識をしております。実際の結果についてなんですけれども、かなり
学校間での差はございます。ございますけれども、それをもって、現段階においては、公表等をすることによって、こちらの方が高い・低いというだけになってしまいますので、そこの示し方につきましては検討させていただきたいと思っております。
ただ、今回、結果につきましては、各
学校ともに速報としてどう捉えるのかということを先日、校長会のほうでも検討し、各
学校どういうところに課題があるのかということを
学校ごとに校長に分析結果を報告していただいたところです。これにつきましては、来月に具体的に、また県のほうでもこの調査の概要、今後の取組、県教育委員会としての取組というのも報告されます。それも含めまして、委員がおっしゃいますように、橿原市の各
学校、それぞれの
学校でどういう取組をしていくのか、どういうふうな向上、成果につなげていくのかという具体的な計画についても、今後報告を要請したところでございます。
60: ● 佐藤太郎委員 分かりました。
私、この意見を述べさせてもらうのは2つの理由がありまして言っているんですけど、1つは、やっぱりこのコロナ禍で、僕は、「げんきカレー」さんとかボランティア活動をしているところとお話をしていましたら、やっぱり格差が広がっていると。要は、僕らがカレーを食べに行ったら、子どもたちの分、200円なんですけど、チケットを買ってあげると。そしたら、ご飯を食べられへん子どもたちがそれを取ってご飯を食べるという取組なんですけど、「何でこれをされていますの?」と聞いたら、やっぱり、「コロナ禍でご飯を食べられん子が多いんや」と。結果ですよ、それがさらに貧困を助長しているということを言っています。そのこどもカレーをされている事業主さんは塾の先生でもありまして、「やっぱり勉強が大事なんや。貧困化を防ぐためには勉強させなあかんねん」ということをおっしゃっていました。私もほんまにそう思います。
ですので、義務教育で、そら、義務教育って、勉強、勉強という一本やりじゃないと思うんですけど、将来、橿原市を担う子どもたちのことを考えたら、やっぱりもうちょっと子どもたちのためになるような方策を考えてもらいたいと。そのための一環で僕は言っているんですけど。
西大和学園では、勉強というのは団体競技やという考えがありまして、要は、アクティブ・ラーニングも今そうなっておるんですけど、みんなで分からんところとか相談し合って、分かる子が教えてあげるとか、そういうふうにして、要は、個人種目じゃないんですよね、今の勉強。各組で上げていこうというところに特化したところというのは実は強くて、私、
文教常任委員会の視察のときに、蒲郡市に視察に行ったときに、そのときの教育委員会さんとかもそうおっしゃっていました。「みんなで勉強する。分からない子を分からないままにするんじゃなくて、分かる子が教えてあげて、それに伴って、いじめもなくなるし、不登校の子も減る」ということをおっしゃっていましたので、そういう意味で、2つの意味で、子どもの貧困化をなくすということと、あと、学習の大切さを知り、それは個人競技じゃなくて、全体競技なんやというのを教えてあげて、
学校みんなで平均点を上げていくんやと言って、そういうふうに持っていってあげたら、子どもたちって僕らと違って全然柔軟性がありますので、遊び感覚で勉強、学習に取り組めるようになると思うんですよね。ですので、そういう思いもあって僕はこの意見を述べさせてもらっています。また皆さん、僕の言っていることが全部正しいと僕は思いませんので、これを考えてもらって、一意見やというのを踏まえて、今後の課題にしてもらえればと思います。
すみません。ありがとうございます。
61: ●
谷井宰委員長 佐藤委員、「げんきカレー」さんに行っている子どもがご飯を食べられん子どもというのじゃなくて、いろんな方が行っているので、そこだけ訂正のほうをすみません。
62: ● 佐藤太郎委員 全員が全員そうじゃなくて、「こどもチケットを使う人はどういう人なんですか」と聞いたら、「食べられへん子が」と。
63: ●
谷井宰委員長 店主さんがおっしゃってはったんですか。
64: ● 佐藤太郎委員 そうです。店主さんがそうおっしゃってはったので。委員長が言われるように、全員が全員そういう子じゃありません。お金のない子も、夕ご飯のない子が来て、財布を持ってこずに食べられる制度をつくっているということなので、すみません、私の言い方が間違えていました。そこに来られる子ども全員が全員無料で食べているわけじゃないですよ。
すみません、訂正いたします。
65: ●
谷井宰委員長 ほか、ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
66: ●
谷井宰委員長 以上で質疑を終わり、説明を終わります。
所管事務調査 (2)
学校におけるコロナ対応について
67: ●
谷井宰委員長 次に、(2)
学校におけるコロナ対応についてを議題といたします。
担当理事者より説明を求めます。
学校教育課長。
68: ●
学校教育課長 報告に先立ちまして、資料の配付をさせていただいてもよろしいでしょうか。
69: ●
谷井宰委員長 お願いいたします。
70: ●
学校教育課長 ありがとうございます。委員長の許可をいただきましたので、配付させていただきます。
(資料配付)
71: ●
学校教育課長 本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
学校におけるコロナ対応について報告いたします。
今年度の橿原市の小・中
学校における児童・生徒の感染者数について、表のとおり、5月から7月までは比較的落ち着いた状態でございました。ただ、8月になり、感染者数は激増しております。8月につきましては、夏休み期間中でございまして、家庭内感染が大半を占めております。
橿原市におきましては、新型コロナウイルス感染症対策マニュアルを作成し、奈良県教育委員会から示されたガイドラインと併せて、新型コロナウイルス感染症の対応を行っております。以下の対応につきましては、9月12日日曜日までの対応となります。今後の感染状況により変わりますことをご了承ください。
まず、
学校教育につきましては、現在、感染者の大半が家庭内感染によるものであり、分散登校、半日授業は行わず、通常どおり、本市におきましては9月2日から給食の提供もしております。ただし、感染予防のために一定の制限も設けております。
まず、教育活動につきましては、グループ学習は控え、音楽においては笛であるとか鍵盤ハーモニカなど口に触れる楽器の演奏は禁止しております。調理実習につきましても感染リスクが高いため行いません。体育につきましては、熱中症の関係もありますので、マスクは着用しないことを原則とし、基本的には屋外で行い、密集や接触する場面が多い運動については避けるようにしております。
続いて、部活動につきましては、他校との練習試合は禁止し、練習時間も限度を設けております。練習内容につきましても、個人練習を中心とし、接触が多い活動であるとか、大きな発声をする活動は行いません。練習後については、密を避けて着替え、速やかに帰宅を促します。
学校給食につきましても、食事中というのは、唾液が出たり、マスクを外しますので、非常に感染リスクは高くなります。飛沫感染を防ぐために、机は向かい合わせにせず、黙食を行います。
臨時休業につきましては、感染者が出た場合、保健所により集団PCR検査の実施が決定をされます。休業期間につきましては、集団PCR検査をいつ行い、いつ結果が判明するのかにより変わってまいります。休業の範囲につきましても、児童・生徒や教職員の感染具合、拡大具合により変わるため、都度、保健所と相談をして決定いたします。
感染防止のためには、以上のような
学校での取組と併せまして、
学校外からウイルスを持ち込ませないために、各家庭の協力も不可欠と考えております。家庭での感染予防に努め、同居家族に発熱などの風邪の症状があれば回復するまで自宅待機すること、同居家族がPCR検査を受ける場合には結果が判明するまで自宅待機することを
学校から保護者に対して依頼・周知をしております。
72: ●
谷井宰委員長 ただいまの説明に対して質疑等はありませんか。福田委員。
73: ●
福田倫也委員 8月24日に奈良市と生駒市が、しばらくの間、小・中
学校の授業を午前中だけにするという発表がありまして、橿原市は26日にアプリからのメールとか、あと、
学校からのお知らせをうちも頂いたんですけれども、9月1日から通常授業を開始するという旨が分かったんですけれども、2日間のタイムラグがあったわけで、その間、不安に思っている保護者の方も多かったように聞いているんですが、もともとの始業時期の違いとかももちろんあると思うんですけれども、この間の経過と、それから通常授業に決まった理由について教えていただけますか。
74: ●
谷井宰委員長 学校教育課長。
75: ●
学校教育課長 まず、そもそも、本市におきましては、当初より9月1日から始業式を行い、2日から平常の午後も含めた授業を行うということで決定しておりましたので、特に変更はないという考え方でございます。そのままでいきましたので、その間に他市の動向というのももちろん参考にはさせてもらったんですけれども、変更するという部分ではございませんでしたので、その間については、基本的にそのままいくということでしたので、協議のほうはさせてもらいましたけれども、結論としてはそういう形になっております。
今、委員おっしゃいますように、そこの経過、どうして橿原市については当初の予定でいったのかという部分につきましては、そもそも8月の分につきましては、先ほど私のほうからも説明させていただきましたけれども、家庭内感染が大半でございます。当然、家庭内感染になりますので、感染した児童・生徒もしくは接触した家族の方は、当然、
学校等はお休み、本人はお休みになりますので、感染のリスクのある方、接触している方というのは登校を本来しませんので安全であると。これが、
学校内での感染が広がっている、そういうような場合になったときには、もちろん短縮授業、分散登校を含めて検討はさせていただくんですけれども、現段階においては、感染者もしくは接触者が
学校に登校するという状況ではありませんので、今回につきましては、橿原市においては通常どおりということで、2学期を始めるということで決定をいたしました。
76: ●
福田倫也委員 ありがとうございます。経緯はよく分かりました。
実際に24日に奈良市とか生駒市さんが発表されて、やっぱり親御さんとか、うちもそうなんですけど、保護者の方は、「じゃ、橿原市はどうなるの?」と思っていらっしゃった方が結構多かったと思うんです。橿原市は発表が2日間後になってしまったので、やっぱりその辺の情報発信とか、もし、変わらないということが決まっていたのでしたら、他市に合わせて早く情報発信をしてあげていただきたいと要望させていただきます。
あと、この後、秋の運動会とか遠足なんかもこれから行われる時期かと思いますが、現状で何か決まっていることがあれば教えてください。
77: ●
学校教育課長 まず、行事につきましては、感染予防を徹底した上で、体育大会、遠足、修学旅行につきましては実施の方向で検討しております。ただ、運動会につきましては、来賓の方については今回はご遠慮いただくと。感染状況、また、
学校の運動場の広さ、児童・生徒数にもよりますけれども、保護者の方についても場合によっては人数制限をかける場合もありますけれども、現段階におきましては、修学旅行、運動会を含めまして、
学校行事については感染予防を徹底した上で開催する予定をしております。
78: ●
谷井宰委員長 上田副委員長。
79: ● 上田くによし副委員長 今の点で私のほうからもご質問させていただきたいと思います。
まず、委員からありました運動会の件についてですけれども、今のお答えの範囲ですと、感染予防の徹底とともに、人数制限をもって実施の方向でというふうなお話でした。
少し具体的にご指摘したいんですが、大成中
学校のほうでは10月6日に予定をしております運動会につきまして、「保護者の観覧を遠慮願いたい」というふうな
文書が9月2日付で発信をされているわけです。やはり、甲子園の大会や総体でも見ますように、一般の有料で入場されるご観客の方についてのご遠慮があっても、保護者でありましたり、関係者に限定をして、広く
学校活動、子どもたちの学習機会の発表の場でもありますので、それを地域や保護者の方にご覧になっていただくというふうなことは、
学校の規模の問題はあっても、制限をかけて開催、それから開放や公開に関して工夫をいただくということを追求していただきたいと思うんですけれども、その点については何か情報等を整理されておられますでしょうか。
80: ●
谷井宰委員長 学校教育課長。
81: ●
学校教育課長 運動会等につきましては、今、上田副委員長がおっしゃいましたように、できる限り保護者の方について観戦していただくのが本意ではございます。ただ、各
学校の状況、グラウンドの状況、児童・生徒数の状況等もございますので、第一に考えなければいけないことは、それによって感染が広がる、そこをまず第一に考えなければいけません。状況につきましては各
学校それぞれ違いますので、そのときの感染の状況も含めまして、もちろんできる限りそういった親御さんに観戦していただく、見ていただくという方向で持っていくということは本意ではございますし、そのように考えております。ただ、感染状況を含めまして、防止をする、広げないという視点も非常に大事かと思いますので、各
学校の判断に最終的には委ねる形になろうかと思いますけれども、教育委員会としましても、できる限り、可能な限り開催し、可能な限りですけれども、見ていただけるような体制を取っていくようにということで指示はしてまいりたいと思います。
ただ、第一に考えなければいけないのは、もちろん感染を広げない、拡大させないということは絶対命題でありますので、そことの兼ね合いになろうかと思います。それについては、繰り返しますけれども、今、2学期が始まったばかりでございますので、今後の感染状況に応じた
学校の判断、教育委員会の指導という形になろうかと思っております。(「
学校の判断ですか」と呼ぶ者あり)
最終的な判断は
学校判断になります。
82: ● 上田くによし副委員長 ありがとうございます。
ただ、10月6日の開催の予定で、9月2日と、1か月以上先にもかかわらず、早々と、観戦の遠慮を願うというふうな判断については早過ぎるのではないかと。当然チケットを販売しているわけでもありませんから、もう少し事の推移を見計らっていただきまして、何とか観戦いただけるような、観覧いただけるようなことの追求をご要望したいと。
さらに、修学旅行についても少し説明をいただいたわけですけれども、私も3月の議会では、まずは昨年度の中
学校の修学旅行、公立6校についての開催状況をお尋ねしたところ、1校については修学旅行の実施ができなかったと。当然、文部科学省の大臣もはじめ、そういった貴重な学習機会である修学旅行については「ぜひ実施を」というふうに発信をされています。
これも少し具体事例で恐縮ですけれども、大成中
学校の今年度については「大丈夫なのだろうか」というふうな保護者の心配の声があったわけですけれども、当初は5月31日から2泊3日の予定を組まれておりまして、ただ、周辺に出されました5月の緊急事態の措置の影響をもって9月に延期するというふうなことになって、9月27日から1泊2日というふうに日数を減らして高知県のほうに向かうというふうな予定であったと。しかし、それについても実施ができないというふうな判断をされて、9月27、28日両日の修学旅行を、27、28日それぞれ日帰りの、それを旅行というのか、日帰りの体験学習というのか、そういったものに変更するというふうな判断をされているようなんです。高知県に発出されました「まん延防止等重点措置」、これは8月27日の時点でしたけれども、9月12日までというふうなこともありますし、昨日の高知県の感染者の発表は25人というふうに収束の兆しを見せているというふうなこともあります。「これは実施が可能ではないのか」「もう少しその可能性を探るべきではないか」「諦めが早過ぎるんじゃないか」「9月の末ですので、10月や11月に延期をするということも判断の1つとして開催の模索を願いたい」というふうな多くの声をいただいているわけなんですけれども、その点については何かご見解をお持ちでしょうか。よろしくお願いします。
83: ●
学校教育課長 まず、修学旅行につきましては、現在、どの
学校におきましても開催をしていくということで、この9月から10月、11月にかけて予定をしています。場所につきましては、万が一、児童・生徒で感染が判明した場合に保護者の方が連れて帰れるというような要件も含めまして、公共交通機関を使ってあまり遠いところに行くというのではなくて、近場のところを中心に各
学校が現在計画をしています。
ご指摘の大成中
学校につきましても、10月にかけて県内を中心に今考えているとの認識を持っているんですけれども、最終的な感染状況も含めまして、可能であれば、再度変更も可能かなとも思っております。けれども、最終的には
学校の判断ということになりますので、行き先についても、日本全国の感染状況、行き先の感染状況、
学校での感染状況も含めながら検討していくということは必要であろうかと思っております。
84: ● 上田くによし副委員長 指摘ばかりして申し訳ないんですけど、大成中
学校においては、9月10日に予定のあった文化学習発表会においても中止、それから、9月27日から修学旅行に3年生が行く間に1年生と2年生の校外学習が予定されていましたけれども、これにおいても中止ということで判断をされて、1か月の時間がある中で、こういった早期に断念をするということでなしに、今お答えいただきましたように、少しでも開催が可能ではないかということを追求いただくように再考を願いたいと思います。
各小
学校の修学旅行においても同じように心配の声が上がっています。その点についても、実施を模索いただくということを、再度、教育委員会のほうから丁寧に発信をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
85: ●
谷井宰委員長 佐藤委員。
86: ● 佐藤太郎委員 一番上の月別感染者数なんですけど、
学校からの報告とありますけど、そしたら、
学校に報告しているのは誰なんですかというご質問です。
87: ●
谷井宰委員長 学校教育課長。
88: ●
学校教育課長 まず、保護者の方が
学校に、PCR検査を受ける、先ほど説明させていただきましたけれども、欠席扱いにはしませんので出席停止という形になりますけれども、登校はできません、しませんということの連絡がまず入ります。それによって「どういう状況ですか」ということを
学校側が聞き取った上で、第1報として教育委員会に、
学校教育課ですけれども、報告がなされるという形になります。その後、陽性になれば、「○○君が先日、PCR検査を受けた。そこの報告はもらっていたけれども、結果、陽性でした」「陰性やけど、濃厚接触者です」というような形で、第2報、第3報として
学校教育課のほうに報告が上がるというような仕組みでございます。
89: ● 佐藤太郎委員 要は、自己申告なわけじゃないですか。小
学校、中
学校のコロナに罹患されている数というのは急激に増えているわけで、やっぱりこれを止めようと思ったら、徹底的な報告というか、データを回収せなあかんと思うんですよ。
今のご回答でしたら、保護者が
学校に言って、
学校から教育委員会に上がってくると。これ、100%網羅しよう思ったら、保健所から直接、
学校なり教育委員会がデータを頂けるというシステムにはできないんですかね。そういう質問なんですけど。
90: ●
学校教育課長 当然、保護者のほうから連絡があれば、
学校のほうも、今後、特にそうですけれども、学級閉鎖の関係もございますので、その連絡を受けた時点において、
学校と保健所については協議を行います。実際に
学校と保健所が連絡を取り合っておりますので、第1報として必ずという部分では、私のほうも分かりませんけれども、教育委員会としては、まず
学校のほうからの第1報になりますので、保健所から教育委員会と直接やり取りというのは現在ではしておりません。
91: ● 佐藤太郎委員 それをお願いしたいというのが私の提案なんです。何でかといいましたら、今までの株でしたら、子どもには罹患していなかったんですよね。最近の株というのはうつるということが分かってきました。とはいうものの、無症状・軽症が多いですよね。ということは、家庭の事情で、どうしても子どもを一人で置いておくことができない家庭とかあると仮定しましたら、子どもが無症状やったら、
学校に言わなかったら通えるわけなんですよね。ですので、そういうのを徹底的に防止するためにも、これだけ増えているのやから、教育委員会だけじゃなくて、市長を含め市長部局のほうも保健所と協議して、特に今、増えているわけじゃないですか。幼稚園、保育園、小
学校、中
学校の市内のコロナになった生徒さんの情報があれば直接言ってくれというお願いをしてもらいたいなと思って私はこれを今言わせてもらっているんです。この僕の意見に対してどう思われますか。
92: ●
谷井宰委員長 教育総務部副部長。
93: ● 教育総務部副部長 当初、コロナがある程度認知されてきて、保健所の対応として、コロナの陽性になった子どもの人権とか、濃厚接触者になったところの人権とかで、そういう個人情報の加減を、周りがやり取りするのではなくて、自分から発信するという方法で保健所は指導されておりました。保健所は、陽性になった方とか濃厚接触者になった方が自分の言葉で
学校に言ったりとか、接触した方に対して言ってくださいということを、本人にそういうふうな通知をされておりました。ですので、教育委員会としても、それをあちこちにばらまくということはなかなかできないということに、当初のルールはそういうふうなことになっておりました。
今現在、これだけ罹患者が増えてきたということで、いろいろな対策は当然必要やと思いますが、保健所も今、電話をしても通じない状況が続いています。いろんな協定というか、そういうふうな話とかもしたいのは重々あるんですが、そこに至るというのは今の状況ではなかなかしんどいのかなと思います。
ですので、そういうことがないように、何回も
学校から保護者に向けて、そういう罹患したりとか、濃厚接触者になったりとか、発熱、風邪症状が出たりとかした場合は必ず
学校に伝えてくださいと。性善説ではありませんが、その辺は保護者を信用してやらざるを得ないような状況となっております。申し訳ありませんが、今後、そういうふうな体制というのは全国的に必要になってくると思います。中和保健所と橿原市だけがそういう協定を結ぶものではないことやと思いますので、それも含めて情勢を見ていきたいと思います。
94: ●
谷井宰委員長 ちょっといいですか。例えば、今、保健所がパンクしているわけじゃないですか。橿原市から保健所に誰か出向、行っていただいて、その方がそういう窓口になって取りまとめをして橿原市と連携を取る、そんなのはできない、難しいんですかね。ちょっと枠を越えちゃいますが。
市長。
95: ● 市長 今、担当が説明させていただいたとおりなんですけれども、今の話、ちょっと現状だけ説明をさせていただくと、12市でつくる市長会でもそんな話は当然あって、保健所からの情報をもう少し詳しく出してほしいという要望は常々させていただいておりますけれども、先ほど担当から説明させていただいたような個人情報の観点もあって、なかなかうまく情報が流れてこない状況がずっと続いております。
保健所が今、大変な状況になっているということも市長会でも共有している課題でもあって、そこに、今、委員長がおっしゃったような、もし、例えば市から「職員を助けてほしい」みたいな要請があれば、市長会としてもその辺りはしっかり考えていきますよというふうなことも県のほうには提言はさせていただいておるんですけれども、今、県のほうも保健所に、県の職員で増員をするみたいな方向で検討はされているというふうには聞いているんですけれども、そんなことをどこの市も多分思っていて、できることならいろんなサポートはしたいなというふうに思っているんですけれども、なかなかそれが、現実はそういうことには至っていなくて、なかなか情報も流れてこない状況の中で、大変難しいかじ取りをさせていただいておると。
ただ、先ほど担当からも説明があったように、保護者の皆様方は、きちっとそういった連絡はしていただいているだろうということでもって、信頼関係でもって、今、
学校運営のほうもさせていただいているというようなことなんじゃないのかなというふうにちょっと補足で説明をさせていただきたいというふうに思います。
96: ●
谷井宰委員長 佐藤委員。
97: ● 佐藤太郎委員 分かりました。お願いしますね。
私の意見といたしましては、先ほど副委員長さんもお述べになられましたけど、最終最後までその可能性は残しつつ、やっぱり理事者が言っておりますように、
学校にウイルスを持ち込まないという考え方を徹底してもらって、運動会なり修学旅行なりを検討してもらうようにしてもらいたいと。ごめんなさいね、中途半端であれなんですけど、両方ともの意見、正しいと思います。ただ、
学校にウイルスは持ち込まへんというのを第一に考えて政策を考えてもらいたいと思います。
98: ●
谷井宰委員長 ほか、ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
99: ●
谷井宰委員長 以上で質疑を終わり、説明を終わります。
所管事務調査 (3)委員会視察について
100: ●
谷井宰委員長 次に、(3)委員会視察についてを議題といたします。
3月8日の本委員会において協議していただき、委員長一任と決定いたしました。今年度の委員会視察については、ちょっとこれは私の思いを伝えさせていただきたいんですけども、この現状、やはり、ほかの市町村、受入先もあることですから、視察のほうはあまり進んで行くべきではないかと思っている反面、やはり今年度、オンライン授業に関しては、各自治体が競争しているような感じで、すごいところはどんどん進んでいっている、まだちょっと苦手なところは苦手なところで、どんどん格差が生まれているわけなので、我々もやはりちょっと進んだところの事例というのは見ておきたいなと思っているんですけども。ただ、このコロナ禍、通常どおりの委員会視察というわけではなくて、ちょっと形を変えた形で何かできないかと私は考えているんですけども、ちょっと皆さんのご意見を聞けたらと思いますが、何かございませんか。
101: ● 佐藤太郎委員 形を変えたらというのはどういう形ですか。
102: ●
谷井宰委員長 例えば、オンライン授業ですので、オンラインで、委員会室で我々が授業に参加できるのでしたら参加する。
103: ● 原山大亮議長 オンライン授業って何。授業って何。
104: ●
谷井宰委員長 オンラインのことでいろいろこう……。
105: ● 原山大亮議長 授業って何。視察でしょう。
106: ●
谷井宰委員長 視察ですね。オンライン授業をしているところを、例えば我々がオンラインで同じように体験するであったりとか。
107: ● 原山大亮議長 オンライン授業を体験する視察ということですか。
108: ●
谷井宰委員長 そこはもちろん担当課とかいろんな方の説明を聞いての上ですけども。
109: ● 原山大亮議長 オンライン授業をするのですか。
110: ● 高橋圭一委員 それをオンラインで見る。
111: ●
谷井宰委員長 そう。オンライン授業を。
112: ● 原山大亮議長 オンライン授業をオンラインで見るのですか。